生活習慣病の中でも多い高血圧だが、気をつけたいのが「仮面高血圧」。受診時や健康診断時には正常なのに、日常生活では血圧が高いケースです。見逃していると、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性が高くなります。
東京都老人医療センターの桑島巌副院長は、仮面高血圧は一般の人の1、2割に見られるのではないかと推測する。
「特に中高年には多く、その2割は仮面高血圧だと考えられます。実際、私たちがある会社の社員237人を対象に調査したところ、これまで健康診断で正常な血圧と言われた人の約23%が、職場で仕事中、高血圧になっていました」
職場ではストレスが多い。ところが受診時や健診時にはストレスから開放されるために血圧が下がり、正常域の値が測定される。家庭の主婦の場合は、しゅうとめや子供などとの人間関係がストレスとなり、日常生活で血圧が上がるケースもあります。
既に高血圧で治療を受けていても、薬の作用によって受診時には正常と判定されるのに、日常生活では高血圧の人がいる。こういったケースにも仮面高血圧と言えます。
「受診時に緊張して血圧が上昇する白衣高血圧とまったく逆なのが仮面高血圧ですが、白衣高血圧よりも見逃しやすく、危険性は高いと言えます」と桑島副院長。
「仮面高血圧を見逃していると、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険が正常血圧の人の三倍にもなります。まず早期に発見して、病態に応じた対応をすべきです」
そのためには、家庭用血圧計を利用するのが第一。それも、日常生活の環境で測定するとよい。また、高血圧の治療を受けている人は朝一番に、降圧薬を服用する前に測定すると実態がよく分かります。
桑島副医院長は「拡張期(最小)血圧が85−89mmHg、収縮期(最大)が130−139mmHgなら“正常高値”と言います。この場合、肥満の解消や、食塩の摂取量は1日6グラム以下を目安にするなど、生活習慣の見直しが必要になります。それ以上の場合は、医師の治療を必要とするので受診してください」と話す。
高血圧の治療を受けて仮面高血圧と分かった場合は、主治医に相談して、服薬の方法を変えるなど的確に対応した方が良いです。
収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧
120 ------------------------ 80
正常血圧
130 ------------------------ 85
正常高値
140 ------------------------ 90
軽症高血圧
160 ------------------------ 100
中等症高血圧
180 ------------------------ 110
重症高血圧
上毛新聞(05/1/31)より
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